チックタック:二人のための物語(Tick Tock: A Tale for Two)は、二人で協力して謎を解いていく謎解きアドベンチャーゲームです。
謎解きのヒントについては、この記事の下の方にリンクを貼っています。ネタバレになりますので閲覧は自己責任でお願いします。

元々はデンマークで作られたゲームですが、2019年12月に日本語版がNintendo Switchでもリリースされました。
そこで、Nintendo Switch版「チックタック:二人のための物語」について紹介します。

基本情報
タイトル:「チックタック:二人のための物語」
価格:620円(ダウンロードのみ)
容量:695MB
メーカー:Other Tales Interactive
ジャンル:協力型謎解き脱出アドベンチャー
配信日:2019年12月5日
ヒントはもう一人の画面の中に…
物語は、二人に届いた小包を開くところから始まります。中には懐中時計と、とある事件について書かれた記事の切れ端が入っていました。

自分が見ている記事の切れ端と相手が見ている記事の切れ端は、同じ事件について書かれてはいるものの書いてある内容は異なっていました。

そう、すでに謎は始まっているのです。互いの見ている画面の中に全ての手がかりが存在します。二人が協力し、自分が得た手がかりで相手の謎を解決していきます。一人の画面だけでは謎は深まるばかりです。
二人の画面から得た手がかりを元に懐中時計を動かしてみることにしました。すると、懐中時計からは怪しい煙と目映い光…。気づくとそこは、時計仕掛けの奇妙な村でした。
二人は互いに協力し、手がかりを得て謎を解き、この奇妙な村から無事脱出することができるのでしょうか…。
ゲームの仕組み
さて、ここまで見ると、どれだけ複雑な仕組みで通信してるんだ?って思ってしまいますが、仕組みはいたって簡単です。
「チックタック:二人のための物語」をダウンロードしたNintendo Switchを二台用意して、一人はプレイヤー1として、もう一人はプレイヤー2としてゲームを開始します。

二人は同じ物語を共有しながらも、それぞれの画面には互いに少しずつ異なるシーンが展開されます。そこで得た手がかりは相手の謎を解く重要な鍵となるのです。
そして、お互いの意思疏通に使う通信手段は「会話」です。
最近のゲームは、インターネット接続だとかオンラインプレイだとか複雑になってきていますが、この「チックタック:二人のための物語」で互いの手がかりを伝え合う手段は、とてもシンプル「会話」なんです。
もし一緒に遊ぶ相手がすぐ隣にいるのなら、相手の画面を二人で覗き見しながら一緒に考えることも可能なのです。
率直な感想
ゲームを始めてまず思ったのが、ミステリアスな雰囲気と、シンプルながらもなぜか引き込まれてしまうグラフィックでした。
娘と一緒に始めたのですが、ワクワク感が止まりません。
ゲームの操作もとてもシンプルで、数分プレイすれば特に迷うことなく操作できます。
ゲームの中にいくつも存在する謎解きは、結構難しいものもあるなと感じました。ですが、必ずヒントはあります。気づいてしまえば「あー、なるほど!」となるものばかりで、理不尽さを感じるところはほとんどありませんでした。
PVには、電話による通話で遊んでいるシーンがありましたが、あれは必ずケンカになるだろうな…というのが正直なところです。
電話だけで全ての手がかりを上手に共有していくのは、とても難しいレベルだと思いました。
全体的なゲームのボリューム感はあまり大きくありません。値段なりの…というとこです。一切の攻略情報を調べることなく娘と二人だけで考えクリアまでに要した時間は260分でした。1日1時間、4日ほどかかりました。
終わったときには「ん、もう終わり?」と思ったのは確かですが、一方でとても充実した260分であったのも事実です。
手がかりを見つけ娘はメモを取り、あーでもない、こーでもないと共に悩み、正解を導き出す喜びを共有し、とても楽しい時間を過ごすことができました。
親子、友達、恋人、いろいろな二人におすすめできるおもしろいゲームです。二人の結束力、ひらめき、直感を是非試してみてください。
謎解きのヒント
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