先日わが家にも、参議院議員通常選挙の投票所入場券が届き、それを見た娘がこんなことを言ってきました。

父ちゃん。TVで選挙に勝つとか負けるとか言ってるけど、どういうこと?

うん、それはね・・・

娘には選挙の勝ち負けとはどういうことかを話しながら、選挙の意義やどうして投票に行かなくてはならないのかを話しました。
というわけで今回は、娘に話した選挙に行かなくてはならない理由をお話しします。
娘との会話なので、多少大げさなことも言ってますがその辺はご容赦ください。
投票率の低さが問題になっている
最近特に若い世代(20代、30代)の投票率の低さが話題になっています。
選挙に行かない理由は様々あるようですが、
めんどくさい、自分の1票じゃ何も変わらない、投票したい人や党がない、こんな感じの理由が多いのではないでしょうか。
気持ちも分からなくはないですが、それでも選挙に行く理由があるんです。
誰のための政策か
候補者は、自分の思いや考え、信念のもとに政治家を目指しているわけです。
どんなに熱い志があったとしても、政治家になれなければその熱い思いを国の政策に届けることができません。
従って、まずは選挙で当選することを目指す必要があります。
選挙で当選するにはたくさんの票を獲得する必要があり、自分の思いのたけを有権者に伝えます。
ですが、選挙に来ない人に思いを伝えても票は獲得できません。選挙に来てくれないのですから。
となると、選挙に来てくれる人たちが共感してくれる政策を全面的に押し出していくほうが、選挙で有利になるわけです。
選挙に来ない若者は後回し
つまり、選挙に来ない若者が喜びそうな政策は後回しでいいわけです。
選挙の結果にあまり影響しないですからね。
逆に言えば、選挙に来てくれる50代、60代の人たちが喜んでくれそうな政策だけを強く推し進めていけばいいのです。
選挙に行けば何かが変わる
もし、20代、30代の投票率が高ければ、政治家からするとその世代も無視できなくなってきます。
必然的に若者が喜んでくれそうな政策にも力を入れざるを得なくなってくるはずなんです。
だからこそ、誰に投票するとかどの党に投票するとか、そういうことを考える前に、まずは投票に行くことが大切なんです。
投票したい人や党がない場合、極端な話、消去法でもいいのです。とにかく投票率を上げて自分の世代も無視させないぞ!という状況を作り上げなくてはいけません。
投票率を上げることまで人任せにしない
投票率を上げるんだ、と考えれば自分の1票は確実に無力ではありません。
他の誰かがもっと選挙に行けばいいんだと人任せにせず、みんなが行けば投票率は必ず上がります。
投票率が上がれば、きっともっともっと魅力的な政策、政治家、政党が出てきます。
まとめ
娘は自分なりに納得していましたが、娘が選挙権を獲得するまでにはもう少し時間がかかります。しかし、このタイミングで少しでも興味を持ってくれたのはとてもいいことだと思い、ついつい長く話してしまいました。
若い世代の人たちも、まずは投票率を上げてよりよい社会にしていきましょう。
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