車には排気量が決まっていて、「1300ccの車」や「2000ccの車」などと表現されることがあります。
この排気量、いったいどういうことなのでしょうか?
大きい方がいいのか小さい方がいいのか、それぞれのメリットデメリットを見ていきましょう。
排気量
エンジン内部にはシリンダーがあり、その内部にピストンがあります。
ピストンが上下に動くことで車の動力を発生させるのですが、このピストンが上下する容積を「排気量」としています。

シリンダーの内径(ボア)の半分が半径となり、半径×半径×円周率により面積を算出、面積×行程(ピストンが動く距離)がシリンダー内部の容積となります。
また、エンジンには複数のシリンダーが存在し、その複数のシリンダーの総容積がその車の「排気量」になります。
シリンダー内部では燃料と空気を混ぜた混合物を爆発させることで力を生み出すため、この「排気量」が大きければ、それだけ大きな力を生み出しやすいということになります。
排気量が大きい場合のメリットデメリット
メリット
排気量が大きければ、それだけ大きな力を生み出せます。従って、単純に車の動きがパワフルになります。
高速道路をよく走る、重い荷物を運ぶ、坂道を上ることが多い、といった場合には、「排気量」の大きい車は有利です。
デメリット
排気量が大きいということは、燃料を爆発させる容積が大きいので使用する燃料は増えます。
言い切ってしまうと語弊がありますが、つまり燃費が悪くなることが多いです。
また、排気量によって車の税金が異なってきます。排気量が大きいと税金も高くなります。
排気量が小さい場合のメリットデメリット
メリット
排気量が大きい場合の逆になりますが、燃費はよくなります。
そして、税金も安くなります。
デメリット
力強さを生み出しにくくなります。
高速道路での追い越し時に加速がしにくくなったり、重い荷物を運んだり、上り坂ではエンジンが高速に回転して音や振動が大きくなります。
まとめ
排気量は大きければいい、小さければいいというものではありません。
自分の生活の中で、車に必要な能力が合っていることが大切です。
車を選ぶとき、排気量もひとつの目安として考えてみるのもいいでしょう。

父ちゃん、うちの車は排気量が大きめだよね?
それって、父ちゃんが重いから?

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