車には定員があり、基本的にはシートベルトの数=定員となります。
車の定員は、ハンドルの外側から一人当たり幅40cm以上のスペースを確保できるか?など、細かい規定の元に決められ、その定員に従ってシートやシートベルトが設置されます。
5人乗りの車であれば、運転席に1つ、助手席に1つ、後部座席に3つのシートベルトが装備されているはずです。
ですが、子供が含まれる場合の乗車人数の数え方は少し異なります。うっかり交通違反とならないためにも、しっかりおさらいしておきましょう。
子供の人数の数え方
車の乗車人数を数える際の「子供」は12歳未満とされていて、12歳以上の者1人は、12歳未満の者1.5人に相当するものとされています。
言いかえれば、子供が3人乗っても大人2人として数えられる。ということになります。

つまり、5人乗りの車に大人が3人乗った場合、大人であればあと2人しか乗れませんが、子供であれば3人乗れることになります。
端数の考え方
では、5人乗りの車に大人が2人乗った場合、子供はあと何人乗れるのでしょうか?
残りの乗車可能な大人の人数は3人ですから、子供に換算すると4.5人ということになります。

4.5人を越えたら定員オーバーとなるので、実際は子供4人が乗れるということになります。
シートベルトが足りなくなります
子供の場合、大人よりも多くの人数が乗れることが分かりました。しかし、これではシートベルトが足りなくなりますね。
実は、義務化されているシートベルトの着用ですが、条件次第では着用義務が免除されます。
その一つが、今回のように乗車人数がシートベルトよりも多い場合です。
免除されているわけですからもちろん交通違反にはなりませんが、シートベルトは安全のために着用すべきものです。
やむを得ない理由がない限りは、乗車する全ての人がシートベルトを着用できるようにしましょう。
間違えて認識している人が多い
前述したとおり、12歳未満の子供は0.75人として数え、端数は切り捨てます。
子供は0.5人と数えられる、と勘違いしている方が多いようです。これでは定員オーバーになってしまいますので、しっかり計算してうっかり交通違反にならないように気をつけましょう。

父ちゃん、12歳未満の時はたくさんの友達を乗せてあげられたけど、中学生では定員通りに乗らないとダメなんだね。

そうだね。だから今はサッカーのお迎えの時に昔ほど多くの友達を乗せられないこともあるんだよ。
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